決して楽ではないノマドワーカーまでの道…あまり語られないその苦労を書いてみた。

自分の好きな場所で、好きな人と、時間にとらわれず自由に。

ビーチでMac、カフェで仕事、世界中を旅しながら収入を得る。

そんな謳い文句が多い”ノマドワーカー”。

美容師から転職して現在ノマドライフを送る私ですが、実際転職して大変じゃなかったの?どうやって仕事探したの?苦労したことってある?などの質問をいただいたのでその辺の話を書いてみたいと思います。

私が今の生活スタイルを手に入れるまでは、泣いたり落ち込んだり自信をなくして諦めそうになったり、山あり?谷ありでした。決してお手本にして欲しくないので、反面教師的な目線で読んでいただけたらうれしいです。最後に経験から感じた教訓も書いています。

あくまでも「私の場合」のお話です。

私がノマドワーカーを目指すようになったきっかけ

書籍「GIRLS NOMAD LIFE」に詳しく書いているので簡単に説明しますね!

2015年に10年ほど続けた美容師を辞め、初チェンマイへ。

そこで出会ったのはたくさんのノマドワーカーでした。彼らは起業や、業務委託でリモートワークをしたりして母国を離れて生活しています。

衝撃だったのは職種によってはどこに住んでいるかは関係ないということ。

みんなチェンマイにいるけど、アメリカ、ヨーロッパ、フィリピンなど世界中の人々と仕事をしているのです。会社に行って働いて給料をもらって…が当たり前の生活をしていたのですからそれはそれは新しい世界の幕開けだったわけです。

そんな彼らに影響を受け、私もこんな生活してみたい!と思うようになったのがきっかけです。

職業訓練校へ入学

帰国後、キンドルの電子書籍「チェンマイ旅のしおり」を出版。何か自分でお金を生み出す手段がないかと考えた初めの一歩でした。当然ながら1ダウンロード250円、そこから手数料を引かれた金額が振り込まれる訳ですから、それで生活ができるという事ではありません。

そこでさらなる一歩を進める為に失業給付金をもらいながら職業訓練校へ通うことに。

職業訓練とは、労働者に対し、職業に必要な技能や知識を習得させることにより、労働者の能力を開発し、向上させるための訓練を言う。

ウィキペディア

詳しくは管轄のハローワークに問い合わせると色々教えてくれますよ!

さて、諸々手続きや申し込みなどをして、私が通ったのは「webデザイナー養成コース」という3ヶ月の学校。もちろんノマドワークが出来るような職種という事を基準にコースを選びました。ここではフォトショップ、イラストレーター、HTML、CSSの基本的な知識を3ヶ月でざっくり教わりました。ざっくりと言っても、最後には自分でデザインしてコーディングまでしたWEBサイトを作る事ができます。

授業は朝10時〜4時まで。そのあと先生がいるうちは残って自主練したりもできました。卒業後クラウドワークスなどで仕事の受注を考えていたので、実際に採用されているデザインを見て真似して作るのを放課後1個はやる!と決めていました。

そんなこんなであっという間に3ヶ月が過ぎ…。

就職活動、苦しかった…

ここからが苦難の始まり

学校を卒業する少し前から就職活動を始めました。WEB制作会社、ECサイト運営、など習った知識を活かせる&成長させられる仕事を中心に、ハローワーク、派遣会社、就活サイトをくまなく検索。

ここで最初の壁は、「未経験OK」の求人がほとんど無いことです。派遣会社の求人では見かけるものの、実際に話を聞きに行くと「それはもう決まってしまっているので、こちらはどうでしょう?」と、違う求人を見せられます。

未経験OK、学校卒OKの文字を次第に信じなくなりました。結局会社側は中途採用なら即戦力が欲しいのです。当たり前ですけどね。

そんな中、面接してもらえる企業もあったのですが、最後は経験不足と言われました。もう何社受けたか分かりません。

就活に使っていたノートはバツ印で真っ黒になり、だんだん落ち込んでいきます。やっぱり3ヶ月くらい勉強しただけで仕事出来るなんて無理なのかな。でも、だとしたら転職して全く新しい世界に飛び込む人はどうすればいいの?最初はみんな素人なのに!と意味もなく怒りがこみ上げることも。

就職活動に苦労した原因

1.正社員を避けていた

なぜかと言うと、数ヶ月後にチェンマイに戻ると決めていたから。彼がまだチェンマイにいるし、すぐにあの生活に戻りたい。数ヶ月働いて力をつけて、あとはなんとかなるでしょ!!っという計画でした。

2.いきなり稼ぎたい

クラウドワークスやココナラなどで出品したりこつこつコンペに応募して実力をつける道もあったのですが、なんせ”こつこつ”が苦手。もちろんやってみたんですが、最初から自分の提案が採用されるわけもなく、1つ採用されたところで数百円〜数千円。

正直やってられん。数打たないとダメだし、稼ぐようになるまで時間がかかる。メインの職を持っていて副業でやるならいいけど、いきなりこれで生活はできません。

3.こつこつ成長する余裕がない

半年無職でチェンマイにいたので所持金が残り少なくなっていました。こつこつ稼ぐのでは生活していけないのが現状です。会社に雇われてある程度の給料をもらわないといけませんでした。

この時点で、9月に学校を卒業してから、3ヶ月が過ぎようとしていました。

そこで諦めたのは、正社員を避けること。実は正社員の募集だと会社も長い目で考えてくれるので、実務経験とか現在の知識などは少し多めにみてくれます。「入社してから成長してくれれば!」な雰囲気なのです。

そして、最後の砦「合同説明会」と言うのに参加しました。これは多くの企業が集まり自分の会社についてプレゼンし、集まった求職者が気に入った会社のブースに行き直接面接を受けるというもの。WEB系の会社が1社しかなかったので、そこに全力を注ぎます。

ここで重要なのが”やる気”と”人柄”

経験は浅い、でも成長したいという意志とやる気はある!を前面に出して面接終了。多分半泣きだった。これがダメだったら次の手はもうなかったからです。

結果は合格!!!

ようやく仕事が決まり一安心。

しかし、試用期間中に退職し再びチェンマイへ…(みんなになぜ?と責められたw)

ノマドフリーランス活動失敗

意気揚々とチェンマイへ戻った私ですが、お金を稼ぐことは本当に大変だと痛感しました。

会社員なら自分のできることを毎日こなしていれば、給料日には決まった額が振り込まれるのに。ここではできる事をさせてくれる場所から探さないといけないんです。ノマドの醍醐味の移動すらできない状態。

フリーランスがうまく行かなかった理由

1.自信がなくてうまくアピールできない

2.一案件もらっても次に続かない

3.こつこつが苦手(これ厄介だな。)

学校3ヶ月、実務経験数ヶ月でご覧の通りボロボロです。活動開始したとは言えない程度で挫折。結局ガイドブック出版以外はほとんどお金にならずまた半年が過ぎました。

資金不足で帰国し、2回目の就職活動

最初に言っちゃいますが、この期間で結構泣いてますwww

この時は完全に派遣社員狙いで応募。数ヶ月の実務経験があるだけで1回目よりは少し面接できる企業が多かったのは事実。

でも面接まではいくのですが、結果不採用というのが何個か続くうちに、「はぁ。結局ダメじゃん。私何やってんだろ。もうデザインなんて辞めて事務職にするか。あ、でもエクセルできない。てかおまえ何が出来るんだよ。」と自分を責めて夜な夜な泣く日々。

そして帰国から1ヶ月半が過ぎた頃にようやく就業。ところが派遣社員だったので契約更新していくはずが、1ヶ月ちょっとで「契約更新なし」と言われてしまいました。これが派遣社員の怖いところですね。この時は完全に会社側の都合だったので”大変申し訳ない”と言われましたが、まじで焦りました

そう言われてからすぐに就職サイトを探しまくり、契約終了前までになんとか次の職を確保。この時は2件の採用をもらったので、1回目と比べるとだいぶ合格率は良くなっているように感じました。

念願のリモートワークGET!!

今までの反省を胸に、しっかり働いて実力を付け、次に旅立つ時にはきちんと稼げるようにしようと決めました!

それでも、いつチェンマイに戻れるか、次はどうやったらフリーで成功していけるのかなどの模索はしていました。(真面目に働いてましたよ)でも、ずっとこのままでいる気は全くありませんでした。気持ち的には通過点。

そんなこんなで5ヶ月が過ぎようとした頃、社長と面接をする機会が設けられました。チャンス!!実はこの仕事はほとんどスラックで業務が完結していて、社内にいなくても成り立つのではないかと前から思っていたのです。そこで経験豊富な彼の助けを借りて、提案書を作成

内容はこんな感じ↓

リモートワークに関する提案書

・なぜリモートしたいのか(彼がチェンマイに行くので私も行きたい←理由ちょっとふざけてるけど本当にこう書いた)

・今の業務がタイのチェンマイからでもリモート可能な理由

・問題点

・改善案

これをA4用紙一枚にまとめて面接時に提案。ダメと言われたらダメだし、OKだったら最高だし、提案してみる事にリスクはないのでとりあえず言うだけ言ってみよう的なテンションでした。

これがなんと、ほとんど考える時間もなく「いいじゃん。うちはリモートだからダメってことはないから」と言ってくれたのです!!え。最高のやつじゃんこれ。本当に本当にうれしかった瞬間でした。これまでの辛かったことも焦ったことも、全てはこのためにあったのだと思ったほど。

そして現在に至る訳です。

この経験から得た教訓

・ノマドのために転職した人は、独立する前にしっかりと実力をつけよう

・独立前にクライアントの目処をつけておく

・リモートワークで今の仕事を続けるのも視野に入れて!

・現在の仕事と並行して、独立後にやる仕事を副業として成長させておくのも手

・副業の収入が生活できる程度になったら独立を考える

こんな事を頭に入れて、少しづつ準備していくのが大事かなぁと思います。

どういうノマドワーカーになりたいかが重要!!

私の場合は仕事が安定しないのと、お金が減る一方だったことがすごくストレスでした。

節約しなきゃいけないので、欲しい物は買えない、キレイな宿泊所に泊まれない、可愛いカフェではドリンクだけでケーキは我慢など、結構辛かった。(これあくまで私の価値観での話しですよ!)

なので、リモートワークで定期的にお給料をいだだくスタイルは結構いいかなと思っています。お金の心配をしないでいいというのは心の安定にも繋がっているからです。

バックパッカーみたいに軽い荷物でドミトリーを転々としながら世界中を旅したいのか、好きなものに囲まれて好きな場所で豪華なものを食べてファーストクラスに乗って移動したいのか、拠点を構えていつでも好きな時に旅に出れるような生活をしたいのか。

それによって必要な金額は変わるし、仕事の仕方も変わってくる。最後は自分で決めて自分で行動するのですから、”自分を知る”ということも大切なことですね。

みなさんはどんなワークスタイルが理想ですか?

ノマドワーカーになるための準備のお役に立てれば嬉しいです。

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